学ぶとは真似をするということ

長く人に教えるということをしていると、自分自身気づくことが非常に多いです。
 
早くに上達することが出来る生徒は、先生である僕をよく見ているということです。
 
一方中々伸びない生徒は、僕が模範演奏をしても譜面を見ていたり、一緒に演奏したりとこっちを見ていないのです。


要は上達するにはよく見て真似をすることが非常に大事だということです。


僕は大学時代に世界的和太鼓奏者の林英哲さんの講座を定期的に受ける機会がありました。

それはもう結構な緊張感がある講座でしたが、先生は常々叩き方や所作、立ち居振る舞いまで真似をしろとおっしゃってました。


先生の演奏はもちろん、構え方、立ち方、座り方、歩き方までめちゃくちゃかっこいいのです。


それはもう必死に真似しました、不器用な僕は中々上手くならなかったですが、真似が上手い器用な同級生は卒業の際に先生の和太鼓集団に誘われるくらい上達してました。



ドラム、楽器に限らず、スポーツや語学、なんでもそうですが、伸び悩んでる方はまずは真似をすることからはじめてみて下さい。


ジャッキーチェンの酔拳でも、師匠がまずお手本見せて、ジャッキーが真似をして習得しますよね。

すみません、余談です。


個性とかオリジナルとかって真似をして習得しようとする過程で生まれるものだと思います!

こっちの方がかっこいいとか、自分はこうした方がやりやすいとかね。


ジャッキーチェンの酔拳でも女性の型の修行をサボって完全にマスターできなかったジャッキーが、最後戦いの最中でオリジナルを作って、闘いますよね、、、



もうやめましよ笑笑


まずは先生のお手本はちゃんと見る、そして出来たら真似をしてみる。


それが上達への最短ルートです。


ドラム講師 今東陽平